締切り大堤防(Afsluitdijk)は北ホランド州とフリースランド州を結ぶ全長約30kmの大きな堤防。北海沿岸の低地を荒波から防ぎ、また干拓を推し進めるため、ゾイデル海の一部を堤防で締切るという大工事が行われました。現在締め切られた内海は、淡水のアイセル湖となっています。
堤防の上は、どこまでもまっすぐな高速道路が走っていて、オランダの土木建築技術の高さが感じられます。高速道路の途中には休憩所があり、見晴台から景色を眺めたり、工事の歴史が記されたディスプレイを読んだりできます。締切り大堤防にやってくると、「神は世界を作ったが、オランダ人はオランダを作った」の言葉をまさに実感します。
アムステルダムから向かう場合は、アルクマールまで鉄道で行き、そこからLeeuwarden行きのバスに乗ります。途中、休憩所が停留所になっているので、ここを折り返し地点にするのも良いし、対岸のフリースランド州の州都レーワルデンまで足を伸ばしても良いでしょう。
さて、この大堤防は2007年5月に建設75年を迎えます。これを記念して地元の町や村では下記の様なイベントが計画されています。
★5月24日:リニューアルした記念像をお披露目する公式記念式典を開催。
★6月9日~10日:『Botter』といわれる漁船のレースを北ホランド州のDen Oeverとフリースランド州のMakkum間で開催。
★6月15日~17日:Den Oeverで記念式典を開催。
★9月29日:WieringenとWunseradeel間でウォーキングマラソンを開催。
★日程未定:Kornwerderzandに新しいミュージアムが開館。
旅行者にとって尋ねてみたいのは6月3日まで開催されている、エンクハウゼン(Enkhuizen)にあるゾイデル海博物館の「The Dike」展。締切り大堤防の建設と旧ゾイデル海の埋め立ての様子を記録した、ロッテルダム出身の画家Johan Hendrik van Mastenbroek (1875-1945)の絵画21点と素描画106点が展示されています。工事のハイライトは堤防を最後に締め切る部分の完成で、これは1932年5月28日の13時過ぎのことだったと記録されています。当時の写真や使用された道具の展示もあり。
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