6月末、オランダ最北のワッデン海(Waddenzee)が世界遺産に!!!
司馬遼太郎氏が「街道をゆく」の取材でオランダを訪れたのが、1989年(平成元年)、今から20年前のこと。彼の作品「オランダ紀行」の中で、アムステルダムから北へ1時間ほど行ったところにある「締切大堤防(Afsluitdijk)」のことを語っている。
この堤防は北海の内海であったゾイデル海を北海から切り離すため、苦難の末、1932年に築き上げられた。全長30KM、高さ7.8M、幅90Mのこの大堤防の北に広がる海がワッデン海である。
司馬遼太郎氏は、この堤防にある展望塔に上がり、堤防を上から見下ろした。堤防によって、海と湖が二つに分けられているが、左と右では明らかに水の色が違う。西側にある北海が濃い緑色の深みをたたえているのに対し、東側のアイセル湖は淡い緑色の透明感を漂わせている。この濃い緑色の海がワッデン海であり、西から東にかけて、テッセル、フリーラント、テルスヘェリング、アメラント、シモニコーフなどの島々が本土の海岸線に寄り添うように点在している。
オランダからドイツ、デンマークの3カ国に延びる500KMの海岸線には島々が点在し、約1万平方KMの湿地帯が広がっている。このワッデン海は渡り鳥やアザラシなどの保護地域であり、これからの季節、多くの観光客で賑わうリゾート地としてもよく知られている。
引き潮に現れる湿地帯を歩いて本土から対岸の島に渡るワッドローペン(Wadlopen)、自然環境をテーマにした教育施設エコ・マーレ(Eco Mare)、北海で傷ついたアザラシの為のリハビリテーションセンター(Zeehoudencreche)などがある。オランダ語のWadは、「浅瀬、砂州、干潟」、Zeeは「海」、Lopenは「歩く」という意味である。
この夏、急いで、地球に優しいワッデン海へGO!!!
ウェブサイト: http://waddensea-worldheritage.org
(ワッデン海の世界遺産のページ)
ウェブサイト: http://www.ecomare.nl (テッセル島にあるエコ・マーレ)
ウェブサイト: http://www.zeehondencreche.nl
(本土にあるPieterburenの町にあるアザラシのリハビリセンター)
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