オランダのジン「ジュネヴァ」について
■ジンのルーツ
お酒の「ジン」といえばイギリスを連想しますが、17世紀にオランダ・ライデン大学のシルヴィウス博士がつくった薬酒が、実はジンのルーツとなっています。オランダ語でジュネヴァと呼ばれたこのお酒は、オレンジ公ウィレムの時代にイギリスに渡り人気を博し、ジンに発展していきました。ジュネヴァもやはり、とても強いお酒なのですが、ジンよりまろやかで香りとコクがあります。
そのジュネヴァの有名な製造メーカーがLucas Bols社。1575年創業(ジュネバの製造は約100年後から)の老舗で、現在はジュネバを含む30種類以上のリキュールを年間3500万リットル製造。世界110カ国に輸出しています。またKLMのビジネスクラスのお土産、デルフト焼のカナルハウスに、このBols社のジュネバが入っています。
ジュネヴァの代名詞とも言えるこのBols社が運営する「House of Bols」がこの春アムステルダムにオープン。ジュネヴァの歴史や秘密をわかりやすく教えてくれる新しいスポットです。様々なフレーバーを使ったジュネヴァや、ジュネヴァを使った好みのカクテルのテイスティングができます。バーテンダー・アカデミーが併設されていて、バーテンダーのレッスンを受けることもできます。
House of Bols http:// www.houseofbols.nl
住所:Paulus Potterstraat 14, 1070CZ Amsterdam
開館:火曜以外、毎日 12時~18時
■デ・カイパー社
1695年創業のデ・カイパー社は、オランダ南西部のスキーダムという町でリキュールを製造しています。当初はビールとジンを入れる木の樽を製造することからスタート。創業者の息子の時代に、オランダのジン「ジュネヴァ」の蒸留をはじめ、イギリス本国やイギリス植民地へ輸出していました。20世紀に入り、ジュネヴァの他にもさまざまなリキュールの製造を始めます。現在は70種以上の多種多彩なリキュールを販売。世界100カ国以上で様々なカクテルシーンを提供しています。有名なピーチツリーは1984年に誕生しました。創業300周年にあたる1995年に、その歴史と伝統が認められオランダのベアトリクス女王より「ロイヤル・ディスティラー」の称号を授与されました。日本にも輸入されていますので、気軽に手に入れることができます。
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